『人力車の女性車夫』8月10日(火)
どこかの駅前でタクシーを拾う必要があってうろうろしていると、人力車がやってくる。
人力車の車夫は若い女性である。
興味を惹かれて乗せてもらうことにする。
大きな橋を渡る。
別の駅に着くまで、ラフカディオハーンが小説で書いていたような明治の頃の日本の風景が広がっていてとても興味深く美しい。
それは本当の日本というよりは、外国人の目から見たフィルターの入った日本を見せられていると言う感じもした。
駅に着くと彼女はお金を受け取ろうとはせず、今夜もう一度会いたいと言う。
僕らは約束して別れるが、僕はいとも簡単にその約束を忘れてしまう。
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