『ドキュメンタリーセラピー』1月19日(水)
NHKのドキュメンタリー番組の取材があって、僕がいかに情けなく、恋愛で失敗し、仕事でドジをし、優柔不断で、死ぬことがたまらなく怖いか、と言ったことをカメラの前で話させられる。
不特定多数の人に見られるであろうことはなんともツラいのだが、一種のセラピーのように心が軽く浄化されたような気持にもなる。
『雪山からの滑空とビリーアイリッシュの一つ目メガネ』1月18日(火)
スウェーデンだかドイツだかの寒い時期の出張があって、学会の会場にはその日はいかずに雪山に遊びに行っている。
他の会社の日本人の技術系の人と一緒に遊びに行っていて、その人は車できていて乗せてもらった。
すごく高いその山から車で降りていく。
ものすごいスピードで雪でスリップしまくっている。
勢いがすごく、麓にある建物や車にぶつかりそうになるが、運転者のドライビングテクニックがすばらしく、なんとかぶつからずに降りることができた。
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麓ではビリーアイリッシュみたいな見た目の女の子と知り合いになる。
その子は、かけると一つ目小僧のように一つ目に見える不思議なメガネをかけていて、僕にもしきりにかけるように言ってくる。
かけてみると、彼女は「すごい!最高!」とビリーアイリッシュ風に馬鹿笑いするのだが、鏡を覗き込んでも僕自身は一つ目には見えなかった。
「そのメガネは他人からしか一つ目に見えないのよ」
と彼女は言った。
『変わったレコードと宇多丸プロデュースの売り場』1月17日(月)
姉が、「これとこれとこれをメルカリで売って」と言って出品する。
CDとか子供用のタオルとか服とかである。
物は高級なものが多く、1つ2~3千円の値をつけて出品する。
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気づくとリサイクルショップみたいなところにいて、その一角にはCDや音響機材やレコードなどが置いてある。
説明員みたいな人がいて、リサイクルショップというよりは美術館とか博物館みたいな雰囲気。
その人が話しかけてきて、
「この辺のレコードは人気があってレアですよ」
と言われる。見せてくれたレコードは盤の一部がパタパタと折り返せるようになっていて半月状に来るっと回るようになっている。
僕にはどうやって使うのかよくわからなかったが、
「アメリカではこれが主流でした」
と言われる。
説明員はナットキングコールのレコードを実際に聴かせてくれる。
実際の音を聞くと、音響機材の性能のせいかもしれないが、ものすごく良い音で、思わずうなった。
「この売り場はライムスターの宇多丸さんがプロデュースしています」
とのことだった。
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