『雪がしんしん』6月21日(月)
会社にいると、僕宛に電話が入る。取り次いだ人が
「〇〇ちゃんからだよ~ん」とおどけて言うので
「は~い、〇〇ちゃん~、こんにちは~」とついつい言ってしまう。
電話の向こうでは困惑した女性の声と気配。
事務的に用件だけ伝えてくる。
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倉庫に行くと、会社の上の方の人が誰かを怒っている。
内容を聞いていると、勤務時間が短いとかなんとか言っているが、怒られているその人よりも僕の方が短いような気がするので、急いで会社を出る。
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さっきの電話をしてきた会社へ用事を済ませに行くことにする。
自転車に乗って、すっかり日の暮れた夜の街を行く。
突然、見上げると空からは雪が音もなく降り出している。
しんしんと降る雪は朝には積もりそうで、自転車をどこかの駅に置いて帰らないといけないなあ、と思いつつ、少しワクワクしている自分もいる。
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