『地上1メートルのスーパーマン』6月30日(水)
立川駅(東京都の西の方の市)で電車を降り、改札を出る。
改札を出ながら、ふと「タレントの伊集院光って、ゲイだったよなあ」という思いが頭をよぎるが、「奥さんいるし違うか」とすぐに自分で打ち消す。
北口方面に向かう。
身体がフワリと浮かぶ感覚があり、スーパーマンみたいに手を前に突き出すと、1メートルくらい地面から浮かびながら風船みたいに進めることがわかる。
進んでいくと、20代くらいの水色ぽいワンピース姿の女性がフワフワ進む僕の進路をふさごうとするので避けるのだが、またその方向もふさいでくる。
「あの、なんでしょうか?」
と彼女をよく見ると、最近会社に入ってきた人だとわかる。
ああ、そうだ、これから仕事で何かの搬入があって、その場所に向かっていたのだと思い出す。
彼女は、浮いている僕の右手を取って歩いてくれる。
僕は僕で「あ、じゃあよろしくお願いします。」と言って身を任せる。
その後、途中で彼女も同じように浮かべることが判明し、逆に僕が手を取ってあげたりして仕事場に向かったのだった。
『葬式で死体の役を』6月29日(火)
小学校5、6年の時の担任だったH先生から電話が来て、「申し訳ないけどもよ、葬式で死体の役をやってくんねえかな」と頼まれる。
死体の役というのが何なのかいまいちわからなかったが、お世話になった先生だし、と、やることにする。
妻に伝えると、
「死体の役というのは、棺桶に入って、死んだ人の身代わりに火葬場で焼かれてしまう役なのではないか?」
と言う。
そんなことを先生がさせるわけないだろう、と反論するが、僕にも自信はない。
とにかく行こうと思い、喪服を探すが、妻が喪服を隠してしまったので出かけられない。
(死体の役が喪服を着るものなのかもわからないが、それ以外に適当な服がわからない)
妻が言うのも一理ありそうだと思い、いまさらながらに怖くなってくる。
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