夢日記(2021年7月12日)

夢日記

『手首のイボは漢方薬で~優しい担任』7月12日(月)

左右の手首の内側に、奇妙なイボが生えてきている。

5㎜ほどの太さで、1㎝ちょっとの長さ。

ムーミンに出てくるニョロニョロのような。見方によってはちょっと卑猥な形である。

それが左右にある。

少しかゆい。

引っ張ったら取れるかも、とも思ったが、しっかりくっついており、切ったりするのも出血が怖いので、おいそれとは出来ない。

いまは手首の内側にしかないからそこまで目立たないが、手の指など、他の場所もむずむずするので、もっと目立つ場所にもでき始めるかもしれない。

「もしもこのまま、体中にできたら。」

そう考えると居ても立っても居られない恐怖に包まれてしまう。

実家に帰る。

母親は漢方薬局を営んでいるので、相談をする。

すると母は大鍋に大量の生薬を放り込み、グツグツと煮ていく。

すっかり茶色くなった湯の中に手を入れろと言う。

半信半疑で両手を入れてしばらくすると、あのしっかりくっついていたイボが綺麗になくなっている。

「以前もこんなことがあって同じように治したよね」と母が言う。

記憶にないと言うと、「ほら、3歳くらいだったかな」

母はよく、僕が覚えていないような時期のことを持ち出して来ては、覚えていないと言うと怪訝そうな顔をするのだ。

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高校で、参考書を見ながら回答して良いというテストがある。

書店で参考書を買い求めてあったのだが、テスト用紙の問題とは全然違う内容であることが分かった。

きっとそそっかしい僕のことだから、間違って買ってしまったのだ。その証拠に、他の生徒たちはスラスラと回答欄を埋めているようだ。

結局何も書けないで提出する。

提出するとき、体育専門の担任が、まっすぐな目で

「お前、どうしたんだ?何かあったのか?」

と責めるでもなく、心配そうに聞いてくる。

だが僕は「いえ、特に」としか言えない。

これまでの人生で、助けたいと思ってくれる優しい人々に頼ることもせず、いかに独りよがりで生きてきたのだろう、と思い当たって、胸が少し苦しくなる。

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