大黒湯 渋谷区:小田急線「代々木上原」駅下車、徒歩3分 東京銭湯マップ (1010.or.jp)
帰り道の小田急線代々木上原駅の近くにある、大黒湯に初めて行ってみました。
前にもGoogleMapなどで調べてみたことはあったのですが、かなりマニアックでレトロな雰囲気に少したじろいでおりましたが、えいや!と行ってみました。
駅からはかなり近いです。東口から歩いて2~3分です。
入口
入り口がなんかもうすごいです。
たくさんの洗濯機が並んでおり、お客さんも結構来ていました。
いろんな今昔の有名人の色紙がずらりと並んでいます。
アグネスチャンや加山雄三、具志堅用高、青空きゅうじ・こうじ、などなど、僕にはわからない人もたくさんいます。
色紙は大事にしているのかしていないのかちょっとわからない感じ。テープや画鋲!ってのがすごいです。
入って左の方が男湯です。
まともに鑑賞(?)していると建物に入る前にかなり時間がかかってしまいそうです。
料金
サウナ込みの金額は900円です。
番台で番号のクリップがついたカゴと黄色いバスタオルと小さな黄色いタオルを渡されます。黄色いタオルがサウナ料金を払った証拠になるそうです。
カゴはサウナエリアの方に置いておけます。
脱衣所
脱衣所は写真取れませんでしたが、外に劣らずいろいろな写真や絵、オブジェなどでごった返しています。
歴代の総理大臣の写真だったり、竹久夢二の絵、王貞治など野球選手の写真、毒蝮三太夫の写真、加山雄三の写真(テレビのロケの様子とか)、相撲取りの写真、七福神が彫られている象牙とか、もう少し最近のタレントさんの写真なども…。
カ、カオス…。
昭和と平成と令和が混ざり合って同列に存在しているような。
あ、こういう写真がネットにありました↓。これはたぶん女風呂側ですかね。
こんな写真もありました。↑
あれ、横尾忠則の絵(スイミングの絵)なんかあったかなあ。
写真の右手がお風呂エリアで、暖簾をくぐった先にサウナエリアがあります。
お風呂
ジェット風呂や水風呂、個室になっているミストサウナと電気風呂、などが並んでいます。
左側が水風呂ですね。右側の仕切られた中はミストサウナと電気風呂という異色の組み合わせ。
電気風呂っていまだにおっかなびっくりになってしまうので、あまり落ち着かずに出てきてしまいました。
壁絵はちょっと見ない感じのタイル絵で結構好きです。
写真には写っていませんが、リンスインシャンプーとかボディーシャンプーは無料で備えられています。
サウナエリア
サウナエリアに行くには、一旦脱衣所に出て別の部屋に行く必要があります。
↑の写真は僕が行った時とは少し配置が違うような。
サウナに入った人はここで思い思いに休憩しています。
サウナ室入口。少し心構えがいるようなドア。
新聞・雑誌など禁止と書いてありますが、結構みんな文庫本を読んだりしていました。
↑右奥のドアを入ってくると、なんとなく2つの部屋になっています。写真奥の方はドアに近いので温度が76℃くらい。写真手前の方はドアから遠いのと、サウナストーブの近くなので86℃ありました。
両部屋併せて10名くらいは入れるでしょうか。
僕の横には聖書(厚さとページのレイアウトからしておそらく)を読んでいる人や、顔を30秒に一度くらいブルン!という音とともに片手で拭う人やらがいて、なんだかシュールな空間でした。
サウナ室内は音楽もテレビもないのですが、顔を拭う人の「ブルン!」が思った以上に大きな音で、かなり気になってしまいました。心の中で「出たな、妖怪顔拭い!」と叫んでいました(笑)。
サウナ室を出ると水風呂があります。18℃くらい。
地下水をそのまま使用しているそうです。地下水だからか、とても気持ち良いです。水風呂は2槽に分かれています。
水風呂を出るとしっかり水を拭き取って、先ほどのイスに座ってしばし休憩。
昭和歌謡などが有線で流れていて良い感じでした。加山雄三、charの気絶するほど悩ましい、黄色いサクランボなど・・・。
でも、音楽が流れてるのと同時にテレビがついていたりもして、それがちょっと僕としては不快なポイントでした。(休憩場所に僕しかいないときにはテレビを切りましたが、次に出ていくとまたついていました。)
音に対して過敏すぎるところがあるので、こういう時に少し生きづらさを感じます(大げさ)。
全体的に
大黒湯は最近なかなかない感じの魅力的なレトロ銭湯でした。
ただレトロで古い、というわけではなく、その古さが古いままでそのまま生きている!という感じがするのが不思議です。生きてしっかり今という時間と溶け合っている感じがします。
客層も意外に若い人も多かったりします。
内装など綺麗か?と言われると綺麗ではない、としか言えないですが、汚いか?と言われると汚いというのとも違う。
近くに行かれることがあったらおススメです~。僕もまたふらりと行きたいなあ、と思います。
コメント