詩人の金子みすゞの”花のたましい”という詩に曲をつけて歌ってみました。
例によって素朴すぎる伴奏と歌唱で恐縮ですが(そしてなぜかTシャツはトイストーリーのエイリアン)、良い詩だなあ、と思って共有したかったのです。
英語の曲を日本語にして歌うのと、今回のように既存の詩に曲をつけて歌うのと、僕の中ではちょっと違うけれどどこか似ている感じもします。Donovan ”Happiness Runs” 和訳カバー | 雨の星 探検記 (amenohoshi.com)
たぶん英語を日本語にしてみたり、詩に曲を付けてみたりすることがその曲や詩の世界観や意味をおぼろげながら理解するのに役に立つような感触があります。(それはただの勘違いかもしれないですが・・・。)少なくとも、僕なりに理解するための助けにはなっていると思います。
もう10年以上前になりますが、夫婦でやっている”雨の星”というユニットで寺山修司の詩に曲をつけて歌っていたことがあります。また、井上洋子さんという現代詩人の方と当時やっていたホームページを通じて知り合って、曲をつけさせてもらったりもしていました。(↓当時の様子です。照明暗い!(笑))
今後も、現代詩などで心に響くものがあったら曲をつけて歌ってみたいなあ、と思っています。
この詩から見えてくる金子みすゞの人生観や宗教観(仏教観?)は優しく、押しつけがましくもなく、でもしんしんと心に沁みて来るようです。
花のたましい 金子みすゞ(曲・歌 センダタクシ)
ちったお花のたましいは
みほとけさまの花ぞのにひとつのこらずうまれるの
だって お花はやさしくておてんとさまがよぶときに
ぱっとひらいて ほほえんでちょうちょにあまいみつをやり
人にゃにおいをみなくれて風がおいでとよぶときに
やはりすなおについてゆきなきがらさえもままごとの
ごはんになってくれるから
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