『私よく、松本人志に似てるって言われるんです』5月16日 日
家族で車に乗っているが、疲れてしまってホテルに泊まることにする。
廃工場のようにも見える立体駐車場に入っていくと、ガードマンガ立っている。
利用可能時間を聞いてみると、関西弁と標準語が混ざったような独特なイントネーションで答えてくれる。どことなく、松本人志に似ていて、少しクスっとするようなことを織り交ぜてくる。
後日、Amazonで動画を見ようとアプリを立ち上げると、コマーシャルでガードマン姿の松本人志の画像が出てくる。タイトルは『私よく、松本人志に似てるって言われるんです』となっており、松本人志の一人語りのコンテンツのようだった。
あのガードマンは松本人志本人だったのかもしれない、と思う。
『ミュージカル劇団』5月15日 土
家に帰ると、そこは見慣れた家ではなく、大勢の人たちがきびきびと動き回っている。どうやらどこかの劇団の稽古場のようになっているのだ。僕の家族もそこに参加しているようである。
この劇団の特徴は、全てが即興によって成り立っているということのようだった。目につくものをその場で芝居に取り込み、歌にしていく。彼らはミュージカルの劇団なのだ。
僕は完全に戸惑っている。
僕は靴が無くなっていることに気付き「あの、僕の紺色の靴が見当たらないのですが」と近くにた人に言うと、話しかけられた人はすかさず劇団みんなに周知する。すぐに主役級と思われる役者が現れて、僕の靴が無いことを面白おかしく歌にしていく。なかなか良い歌である。みんなで家中を探すのだが靴は見つからない。
そうこうしていると、ちょっと偉そうな風貌の男が帰ってくる(僕の家なのだが!)。その足元を見ると、僕の靴を履いているのだ。おそらく団長であろう。
僕は思わず「それこそまさしく僕の靴~♪」と歌ってしまう。
すると団長は「いかにもこれは君の靴~♪」と返してくる。
やり取りは延々続き、僕もなんだか面白くなってくる。
その後、海外からゴスペル歌手の大物が現れて、レクチャーをしてくれる。
『スラムダンク?』5月13日 木
会社に朝早く行くと、窓際のところに保育園で娘と同じクラスだった男の子のお父さんが寝ている。
彼もちょうど目が覚めたようで、挨拶をかわす。
「どうしたんですか、こんなところで。ここで夜を明かしたんですか?」
と聞くと、「ええ、実は『スラムダンク』を読みだしたら寝られなくなって、全部読んでしまったのです」と言う。
「この漫画、結局最後はゲートボールの内容になってしまうんですよね。知らなかった…。」と言うので、
「え、そうでしたっけ?僕も読んだけどそうだったかなあ」
そう言われるとそんな気もしてきてしまう。
コメント