人生の長さと時間の価値について

生き方

日本人の寿命は(世界の寿命も)、年々伸び続けています。寿命から逆算すれば、単純にいえば昔の20歳と今の20歳、昔の40歳と今の40歳は同じとは言えないと思います。

↓の記事によると、江戸時代には男女ともに28歳が平均寿命だったそうです。

江戸時代のリアル。平均寿命は男28.7歳、女28.6歳 | 日本の歴史を分かりやすく解説!! (xn--u9j228h2jmngbv0k.com)

↓また、2019年現在の平均寿命は下記記事のよれば女性87.45歳 男性81.41歳とあります。

平均寿命更新、女性87.45歳 男性81.41歳: 日本経済新聞 (nikkei.com)

平均寿命というのはあくまでも統計的な数字であり、とくに江戸時代の平均年齢が低いのは乳幼児期の死亡率が高いからなのですが、それでもオギャアとこの世に生まれてどのくらい生き残れるか、という確率を示すのに平均年齢は参考になります。

僕はティーンエイジャー?

ざっくりいえば江戸時代の人と比べて現代人は人生に3倍近い時間が与えられているわけです。

そうすると、本当に単純に人生の長さだけで考えるならば、いまの時代で30歳の人は江戸時代の10歳の子供と同じだけの割合を生きている、60歳の人は江戸時代の20歳とも考えられます。僕はいま40代なので、江戸時代でいえばティーンエイジャーともいえるかもしれません(笑)。

これは、もし人生にやりたいこと、成し遂げたいことがたくさんある場合には本当に素晴らしいことだと思います。

時間の価値を認識するために

ただ、人生の長さが延びた分、現代人にとっての(僕にとっても)時間の価値が下落している、薄まっている、もしくはその価値に気付きにくい、ということもあるかもしれません。間延びした時間軸の中で生きる意味を見出せなかったり、ただ漫然と生きているというのはとても不幸なことだと思います。

時間の価値が薄まる、というのは、自分がやがて死にゆく存在であるという実感を持つことによってしか防げないのでは?とも思います。(↓少し前に紹介した本のように。)

死の準備、『もしも一年後、この世にいないとしたら。』、(清水研 著) | 雨の星 探検記 (amenohoshi.com)

もちろん、そんなことばかり考えていたら心を病んでしまうかもしれませんが、ある程度、はっきりした実感として死を思いながら生きるというのは必要だと最近僕は感じています。

また、家族や友人たちのことを考えるときに、彼らをいつ失うかわからない、といった想いを抱いておくというのも、他人を大事にするために必要かもしれないです。(そんなこと考えるのは悲しいことですが…)

とはいえ、元気に

よく言われるように寿命と健康寿命というのがあって、自分の自由に元気に歩き回ったり行動できる年齢というのは寿命とイコールではありません。

↓の記事によると平均寿命と平均健康寿命との間には男女ともに10歳前後のギャップがあるそうです。

平均寿命と健康に生きられる寿命は違う?健康寿命とは? |タマルWeb|イオン銀行 (aeonbank.co.jp)

ただただ暇つぶしをするには長すぎる人生を、より意味のある、充実したものにするために、死を想いながら、食事や運動に気を付け、飲酒を控えるなどが大事なんではないか、と最近の僕は考えています。

皆さんはどう思われますか?

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