昨年（2020年）の5月あたま頃からヨガをやっています。もうすぐ1年経つ、と言うくらいなのでまだまだ初心者ですが、僕なりにいろいろなメリットを感じています。
ヨガを始めたのは、4月7日に新型コロナに伴う緊急事態宣言が発出されて、僕が勤める会社からも基本は在宅勤務、というお達しが出ていた期間でした。新型コロナ自体が社会に与えた、今も与えている影響はとてつもなく大きくネガティブなことが多いですが、そんな中でもヨガに出会えたことは僕にとっては大変喜ばしいことでした。
僕はもともと心にストレスをためやすい方で（そうは見えないともよく言われるのですが（笑））、どうにかしてそういうストレスを和らげる方法が無いものかと探していました。最初に良さそうだと思ったのはマインドフルネスです。（マインドフルネス – Wikipedia）マインドフルネスは瞑想法の一種で、穏やかに姿勢を正して座り、いま、ここにある自分や呼吸に意識を向けることで、頭に渦巻いている考え事や不安を一時的に遠ざけ、心を穏やかにしたり集中力を高めたりする効果があるそうです。GoogleやAppleが社内で実践しているという話もあります。ただ、僕には一定の効果はあるかな、とは思ったもののあまりしっくりきませんでした。（僕はYouTubeやアプリなどで実践してみただけなので、おそらく専門の先生やスタジオでやるとまた違うのだと思います。）
そんな時、ヨガに出会いました。もともと妻が2020年のはじめ頃からヨガのスタジオに通いはじめていたのですが、緊急事態宣言でスタジオでのレッスンが出来なくなり、その先生がオンラインでのレッスンを始めたのに便乗して僕も参加し始めたのでした。いまは週に3回ほどなのですが、その頃にはほとんど毎日のようにオンラインレッスンがあり、初心者にはとてもうれしかった。オンラインではありますがただ単にYouTubeなどを見ながらヨガをするのとは違って、先生がこちらのポーズを見て指導してもらえるのもとても良いです。
僕にとってのヨガのメリットは以下のようなものです。
①心が整う
先生がよく言われるのですが、心はとてもフワフワしたもので、直接どうこうしようとしてもアプローチするのが難しいものだそうです（僕はマインドフルネスで感じた難しさはそこにありそうです）。そこで、ヨガでは身体を動かすことによって間接的に心にアプローチしようとします。心と身体はそれぞれ別のものではなく、つながりあっていることを考えればこれは当たり前のことかもしれません。ヨガをすると、心地よい身体の疲れとともに心が整うのを感じます。
②身体が整う
僕の関心はまずは心へのアプローチにありましたが、当然ながらヨガは直接的に身体にも良いですし、何より気持ちが良いです。それまでよく感じていた肩こりにもならなくなりました。僕は普段の生活の中でどうしても姿勢が悪くなったり猫背になりがちですが、時々ヨガでやっている正しい姿勢や呼吸を思い出すことで心とともに身体もメンテナンスすることができます。
③競争ではない
僕にとってはこれも重要です。他のスポーツや武道などでは他人との競争が前提にあります。でもヨガが見せる世界の中では「人よりうまくできる」必要は無く、「自分との対話」だけがあるのです。昨日の自分とほんの1㎜違う！変わった！というのが喜びになり、張り合いになります。（大げさに言うと人生についても同じだな、とよく思います。ついつい、他人と自分を比べることをしてしまいがちですが、よく考えればそれはあまり意味がありません。それぞれの人間は自分が与えられた心や体、環境を通してしか自分の人生を歩めないからです。その与えられた中でどのように工夫して楽しく有意義に暮らすか、と言うのが大事なのだと思います。）
④生活への波及効果・相乗効果
ヨガを通じて自分の心や体に対しての意識が以前よりも敏感になり、何が自分や自分の人生ににとって良いか、考えるようになってきているように思います。体に良いものを調べて摂るようになったり、今まで好んで飲んでいたアルコールをやめてみたり、生活全般への波及があり、またそれが循環してヨガへ気持ちが向かっていくような流れが出来ているようにも思います。
ヨガを人にすすめると、
「身体が固いから向いてないんだよね」
と言う人がいますが、むしろそのような人にこそヨガは必要だと思います。いまより少しでも体が柔らかくなると生活の質がとても上がると思います。
ちゃんとヨガをやるにはヨガマットがある方が良いのですが、まずはYouTubeなどで動画を探して試しににやってみる、くらいからでも始められるので、是非少しでもやってみてください！
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