息子のゴミ拾い作戦に参加!

生き方

息子、ゴミ拾いに目覚める

僕には小学校六年生の息子がいます。

彼は小六なりにいろいろ問題というか、生きづらさを抱えている子供でもあったりするのですが、彼なりにいろいろ考えているようです。

少し前に、「ちょっとゴミ拾いに行って来っから」と言って出かけたことがありました。

どうやら、たまに一人で公園などに行って落ちているゴミを拾う活動(?)をしているらしいのです。

ちょっとびっくりして、

「どうしてそういう活動をはじめようと思ったの?」

と聞くと、

「いや、ただこの街をきれいにしたいと思ったから」

ってなんだ、そのエラすぎる理由は!?

アニメと漫画とラノベにしか興味ないと思ったら、そんなこと考えていたのかよっ!

父は、なんだか胸がいっぱいになりました。

息子は一人でこの活動を始めたらしいのですが、2年先輩の中二の男の子で同じようなことをしている子に偶然出会って意気投合したらしいです。(とはいってもつるんでやっているわけではないとのこと。)

ゴミ拾いに参加する

またある日、

「パパもゴミ拾い行こうぜ」

(普通の親子ならキャッチボールに誘うようなノリです。)

と言うので、一緒に行ってみることにしました。

僕の中には多少躊躇(ちゅうちょ)があったのですが、最近読んでいる『人を動かす』に影響されたのか、すんなり腰を上げることができました。

息子の関心事に寄り添いたい、と思ったのです。

『人を動かす 』D・カーネギー 著  山口博 訳 創元社 その1(パート1 人を動かす3原則) | 雨の星 探検記 (amenohoshi.com)

どうやら彼の中では決まったゴミ拾いのコースがあるようで、それについていきました。

狛江市では写真に写っているような黄色い専用のゴミ袋でゴミに出す決まりになっています。

トングで拾っていきます。

良く落ちているのはタバコの吸い殻、煙草の箱、ビニール袋やよくわからないプラスチックや缶やペットボトルなど。

タバコを吸う人の数は減っているはずですが、それでもこんなに落ちているのかー、と思わされます。

途中、小一の娘が他のところから帰って来るのに出会うと、娘も

「なにしてるの?わたしもやる!」

と言って参加を表明。

僕が持っていたトングは奪われてしまい、僕は軍手で拾うことに。

楽しそうに拾っています。

僕にはちょっと意外でしたが、遊びの延長線のようにゴミ拾いも楽しんでしまうのが子供なのですね。

そんな姿にも少し感動してしまいました。

3人で歩いていくと、今度は娘のクラスメートの家族と出会いました。

するとその友達と保育園の弟の2人も楽しそうに手伝ってくれることに。

(友達のお母さんも、えらいね~、と息子を褒めてくれました。)

えー、なんだこれ。

こんな展開予想していなかった。

僕は心の底で静かに感動していました。

息子の小さな活動が父親を巻き込み、妹を巻き込み、また友達も巻き込んでいる。

こんなことあるんだなあ、と。

その後、娘の友達一家とはバイバイして、緑道と言われる散歩道や公園などをめぐってゴミを拾いました。

ゴミを拾いながら歩いていると、好奇の目で見られたりもしますが、ウォーキングしている方から暖かい声をかけてもらえたりもしました。

息子は別の時におまわりさんに褒められたと言っていました。

息子は、ごみを拾うたびに「なんでこんなところにゴミを捨てるんだろう?このゴミ捨てたやつ、××××」とここに書けないような悪態をつきながら歩いています。

父は、叱ってよいのか褒めて良いのかよくわからない気持ちになりましたよ。(笑)

結局、1時間半くらい歩き回って、20Lの黄色い袋がいっぱいになりました。

マンションのゴミ捨て場に捨てて完了。

父の感想

息子と僕とは必ずしも常に良好な関係にあるわけでもなく、言い争いとか心の行き違いも多いのですが、今回のことで少し分かり合えたような気がしています。

もちろんそんなに簡単なものではない、とも思っていますが。

息子との関係は別にしても、僕自身、少し新しい世界を垣間見ることができたような気もしています。

団体登録するのも良いかも

あとで調べたのですが、狛江市には清掃活動を実施する団体を支援するような制度があるようです。

アドプトを始めてみませんか(1263号7面) – 狛江市役所 (city.komae.tokyo.jp)

「消耗品程度の物品の支給、ボランティア保険の加入、ごみ回収等の活動支援を受けながら、市が管理する道路や公園等の公共施設の清掃および美化活動をお手伝いしていただく制度」

と書かれています。

ゴミ袋(これもタダじゃないのですよ、奥さん)なんかはこの支援で使った分を回収できるならいいな、と思います。

団体の要件は、

〔対象〕3人以上で構成する団体および企業等

とあるので、息子と娘と僕、とかでも良いのだろうか…。

大人が3人必要ということなら妻と他の誰か近所の人に声をかけるのも良いかもしれないな…。

週明けに一度市役所に電話してみようかと思っております。

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